アカイです。子どものためになる子育て方法について解説します。
普段の子育ての中で
・「ダメって言ったでしょ!」「早く○○しなさい!」
とアメとムチで子どもをコントロールする「条件付き子育て」を行なってしまうことはありませんでしょうか?
このような接し方は子どもを一人の人間として尊重させていないため、考え方や行動の理由に着目して褒めたり叱ったりする「無条件子育て」を行なうことが良いとされています。
この記事では、
がわかります!
本記事は、島村華子さん著「モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」を参考にしています。
より詳細の「無条件子育て」に気になりましたら、書籍を読んでいただけたらと思います。
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1.ほめ方と叱り方に気をつける
・努力や経過、子どもの行動について声をかけてあげる
ほめるときと叱るときはどちらも、能力や見た目に集中した声かけを避けましょう。
・努力や経過に言及する
・子どもの行動について具体的に声をかけたりする
ことが重要です。
例えばごはんをこぼさずに食べた子どもに
・「お利口さんだね」
という声かけは、具体性に欠ける、能力をみた表面上の声かけのためよくありません。
と努力や行動の具体的な声かけをしてあげると、子どもが次に向けたモチベーションアップに繋がります。
2.「子どもに対するイメージ」を見直す
・「子どもには一人でできる力がある」という見方をする
「子どもは一人では何もできない」という見方をしていると
・何事も「危ない」と敏感、過保護になってしまう。
・子どもは大人のことを聞くべきだ、と行動をコントロールしてしまう。
と子どもの自由、行動範囲の制限を行なってしまいます。
「子供も大人と同じように権利をもった尊い存在だ」という見方をしていると
・行動の裏にある理由や気持ちに注意を払うことができる。
と子どもを信頼し、自立をサポートしてあげることができます。
・子どもの行動の良し悪しを、大人の都合で決めない
・いろいろな感情を経験する
・自分の興味を探求する
・欲求を自身の言動で伝える
全ての子どもの行動は、子どもの仕事でもあります。
実際には本来の成長段階にあった行動をとっているだけなのに、子どもの言動に良し悪しをつけてしまうことはよくありません。
子どもの成長や可能性を閉ざすことになりかねないため、大人の偏見の世界に閉じ込めないようにしましょう。
3.子どもにとってよきリーダーでいる
・子どもには、大人がどっしりと受け入れられる安心感を与える
親がよきリーダーであるということは、子どもにとって心の安定につながる大切なことです。
子育てにおける良きリーダーとは、「子どもに向き合い気持ちに寄り添いながらも、必要な制限を設け子どもに道しるべを示す人」を指します。
・自由に伴う責任の大切さを提示する。
・批判せずに、話し合いを元に子供と解決策を見つけだす。
といった子どもにとって必要となるようなリーダーになりましょう。
4.子どもへの要求を考え直してみる
・子どもの成長段階に合わない要求をしない
発達段階によって子どもができること、できないことが違います。よって無理な要求を押し付けないこと重要です。
例えば
・生まれたての乳児に対して一人で歩くこと
・1歳の子に対して何時間も座っているように指示すること
は非現実的です。
何歳かによってできることは変わってくるため、子どもに期待していいことの度量を改めて考え直すようにしましょう。
・「〇〇しなさい!」というメッセージが本当に今必要なのか考え直す
・「泣かない!」
・「こぼさない!」
という欲求は、大人の都合に合わないために発せられることが多いです。
・誰のための欲求なのか?
・子どもに対して今必要なことは何か?
これらを今一度立ち止まって問い直してみましょう。
5.子どもに長期的なゴールをもつ
・普段の自分の接し方が、子育ての長期的なゴールの妨げになっていないか考え直す
例えば、自分の力で考えられる人になってほしいと思っているのに、子供が自分の意見を口にしたら「口答えしたな!」と叱ることは矛盾しています。
普段の自分の行動が、子育ての長期的なゴールにいかに貢献しているか、あるいは子どもの成長に邪魔になっているのか意識して考えてみましょう。
6.まとめ:子どもファーストを前提にした「無条件子育て」を行なっていこう!
無条件の考え方 | 条件付きの接し方 | |
大切にする点 | 子ども全体 (理由・気持ち・考え方) | 表面上の行動 |
子どもに対するイメージ | 肯定的 | 否定的 |
愛情に対する考え | 見返りを求めない贈り物 | 勝ち取る権利がある特権 |
接し方 | 一緒に解決 | 褒美や罰でコントロール |

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